トロのブログ

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精霊の守り人

上橋菜穂子さんの作品の中で最も好きな作品です!

 

今まで彼女の作品は一通り読みましたがダントツにおもしろいです。 主人公が30代の独身女性、それも槍の使い手という設定もぐっと興味を引きますし、 なにより物語の序盤から目の前で川に流されていく国の皇子様を捨て身で飛び込んでいく姿から 「この先どうなっていくのだろう?!」と自然と次のページをめくりたくなります。

 

臨場感、疾走感がすごく、まるで一緒に旅をしているような気持ちではらはらしたりどきどきしたり・・ こんな作品は今までで初めてでした。

 

強く、たくましく、男の武人にも負けない実力をもつ主人公が旅を通してだんだんと 弱さややわらかな面をみせるようになるのもとっても印象的です。